名所

石鳩岡観音堂

平成13年11月16日 花巻市指定有形文化財(建造物)
現在の観音堂は江戸時代中期に建て直されたもので、八角形の柱に当時の建築の特徴が見受けられる。堂内に安置されている十一面観音立像、不動明王立像、毘沙門天立像なども、江戸時代中期の享保年間頃のものと推定されている。
また、岩手県南部で昭和初期まで盛んに信仰されていた三十三観音(当国三十三観世音)の十九番札所となっている。

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七滝のおう穴(通称七つ鉢)

昭和45年4月14日 東和町指定天然記念物
石鳩岡泥金山のふもとの絹川(添市川)上流部にある、4メートル四方の大岩床で、大小七つの鉢状の穴があり、その上を水が滝のように流れている。この穴は自然に出来たものか、大昔の人間が意味を込めて掘削したものか不明である。
水不足の時は、雨乞いのお祈りがされ、雨を降らす方法は、一つ、「高い山で火を焚き神様をけむたくする」、もう一つは、「きれいな水を汚し神様を怒らす」の二つが多く使われた。
伝説では、ある干ばつのときに村の若者が七つ鉢に来てかきまわしたところ、にわかに雲が集まり、激しい雨が降ったと伝えられている。

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花見石峠

この峠は、留ヶ森から山屋に越える峠で標高230メートルの地点である。昔、八幡太郎義家が賊を追ってこの地に来た時、この峠で一休みして春の桜の満開の様子を頂上から眺め、あまりに見事なため長時間座った台が大きな石に化けたと言い伝えにある。
小山田には石の名が付くものが多くあり、ばくち石、打石、坊主石、など地名や屋号に今も残っている。

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拝峠

小山田より大迫へ越える峠で、早池峰登山参拝の時、江刺・北上地方の人々もこの峠で早池峰山に手を合わせて、一路早池峰をめざした。

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